パーキンソン病と上手く付き合うために知っておきたい治療法・改善法のこと

日常生活での注意点

食事や入浴、外出など、パーキンソン病治療を続ける上で覚えておきたい日常生活の注意点をまとめました。病気だからと消極的にならず、なるべく普段通りに生活することが重要です。

食事・入浴など、パーキンソン病の生活で気をつけたいこと

パーキンソン病だからと、通常の生活を変えることはありません。必要以上に病気を意識しすぎず、これまで通りの生活を送るようにしましょう。

ただし、病気の進行に伴って、少しずつ生活に工夫を加えていくことも大切です。 

■食事
パーキンソン病の他に発症している病気がなければ、食事制限はとくにありません。しかし、筋肉のこわばりなどの症状が出てくると、食事を飲み込むのが困難になることも。1度の食事量が少ない場合は回数を増やす、喉に詰まらせないよう姿勢に注意する、などの工夫が必要です。

また、便秘を予防するためにも食物繊維が豊富な食材を取り入れると◎。食欲がないときは、水分を多く摂取することも忘れずに。

■生活環境の整備
スロープをつけてつまずきやすい段差をなくす、コード類を束ねてテープ等で固定する、廊下に手すりをつけて補助とする、足下灯を取りつけるなど、ちょっとした工夫でずいぶん生活が楽になります。

睡眠時は、床に敷く布団よりもベッドの方が寝起きが楽。転落用のガードもつけておくと安心です。

■入浴・トイレ
浴室やトイレなどの狭い場所だと、動作が取りにくくなる場合があります。浴室・トイレには手すりを設置し、滑りにくいように床を加工しておくと◎。急に動けなくなったときのために、緊急ブザーを取りつけておくことも重要です。

■着替え
衣服の着替えは不安定でバランスを崩しやすいため、座って行うようにします。また、手足の動きもぎこちなくなるので、着脱の楽な服を選びましょう。トレーナー・ワンピース、ボタンの部分をマジックテープに変えておくのも有効です。

靴は、かかとや底にサポートをつけると歩きやすくなります。整形外科などで相談すると、保険適用の「治療靴」というものを紹介してくれるので利用すると良いでしょう。

■外出
筋肉や関節がこわばると外出もしにくくなりますが、家の中に閉じこもってしまうのはNG。ますます筋肉・関節が固くなり、ストレスも溜まってしまいます。

病気だからと消極的にならず、家族や介助者と共に外出を楽しむのがオススメ。外に出ることで生活にハリが生まれ、気持ちも前向きになっていきます。

■喫煙・飲酒
喫煙・飲酒などの嗜好品の制限はありません。ただし、ちょっとしたことで転倒しやすいため、アルコール摂取時は行動に注意。

また、服用している薬剤によってはアルコールが薬理作用を強めてしまうケースもあります。あらかじめ、主治医へ相談しておくようにしましょう。

 
パーキンソン病の治療・改善ガイド