パーキンソン病と上手く付き合うために知っておきたい治療法・改善法のこと

必要とされる運動・リハビリテーション

パーキンソン病の症状改善に有効とされる、運動とリハビリテーションの重要性を解説しています。日常的にできる運動法の紹介や、リハビリを行う際の注意点もまとめています。

パーキンソン病治療におけるリハビリテーションと運動の重要性

パーキンソン病を発症すると、その進行速度に個人差はあるものの、徐々に身体が動かしにくくなり日常生活に支障が出ます。

しかし、動きにくいからと言って消極的になると、筋力や関節の機能低下と病気の進行を早めることに。これを防ぐためには、毎日の運動・リハビリテーションが非常に大切です。

以下に、パーキンソン病のリハビリ法をいくつかご紹介しますので、ぜひ日常生活に取り入れてみてください。身体を動かすとストレス解消にも繋がり、前向きな気持ちを保てますよ。

日常的にできるリハビリテーションを紹介

■顎と顔面の運動
顔面の筋肉のこわばりや、話しにくさを改善します。頬を膨らませる・口をすぼめて息を吐く・口を大きく開けたり閉じたりする・額にシワを寄せる・舌で唇の周りを舐める、などの簡単な運動を毎日続けるようにしましょう。

■首や肩、腕など上半身の運動
首・肩などの上半身を動かし、前傾姿勢になるのを防ぎます。腕や手の指を動かし、関節の柔軟性を高めることも必要です。運動としては、頭を左右にゆっくり倒したり回したりする・腕を前に出し手を握ったり開いたりする・机に手をかけ背筋を伸ばす、など。

■下半身の運動
筋肉や関節がこわばり、足の動きが悪くなると転倒しやすくなります。こまめに下半身を動かし、柔軟性を高めましょう。床に仰向けになり自転車をこぐように足を回す・立位のまま前に身体を倒す・机などに手をかけしゃがんだり立ったりを繰り返す、などの運動を日常的に行います。

リハビリを行う際の注意点

パーキンソン病のリハビリは自宅でできるものが多く、気軽に行えるのが特徴。しかし、張りきりすぎてムリをするのは厳禁です。リハビリの時間は、1日平均20~30分が適当。週に2~3回の頻度で、体調を見ながら行うようにしましょう。

運動をする環境を整備することも大切です。気温が低いとケガをしやすくなりますし、暑いと脱水症状を起こしやすくなります。室内の温度を適温に整え、こまめに水分補給をするようにしましょう。つまずいて転倒したり物にぶつかったりしないよう、室内を片付けておくこともお忘れなく。

また、特別な運動だけでなく、掃除・洗濯・料理・散歩などの日常生活も立派なリハビリです。ゆっくりでもいいので、できることは自分でするように心がけると良いでしょう。

 
パーキンソン病の治療・改善ガイド